ダーニングステッチの変形「ダーニング・ブリオン」ハーダンガー刺繍
ハーダンガー刺繍の中では大きめの柄、ダーニングステッチにブリオンを重ねた「ダーニング・ブリオン」がとても素敵なんです。
今回、糸とリネンの色を変えているので、とても映える作品になりました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
周りをサテンステッチして枠を作ります。
この時、糸の長さを変えてデザイン性を高めることができるのが魅力なのですが。
下の画像では左側は丸みを、右はとがらせています。
刺してみると、先に刺してある周りを含めて全体で合わせると、丸みがあるデザインがぴったりくるので、こちらを採用。
サテンステッチの上をバランスよく糸を渡していきます。
渡し終わった糸をくぐるようにかがって、4枚の花弁を作っていきます。
この時、糸を強めに引いてしまうと、花弁の大きさが変わってしまいます、糸が付いた方(右側)の花弁はちょっと細くなっているように見えませんか?
このあと、右側はほどいてかがり直しをしました。
4枚の花弁「ダーニングステッチ」の上に「ブリオン」を重ねて、「ダーニング・ブリオン」となります。
2つが完成した図です。
とても繊細で時間のかかるデザインですが、作品の中で大きなポイントになると感じました。